酒飲みがこれをやってしまうと老化が進行する?-知っておきたい酸化ストレスの話

酒飲みがこれをやってしまうと老化が進行する?-知っておきたい酸化ストレスの話

お酒を飲むのが好きな方、まだまだ多いと思います。特に夏になるこれからは、ビールが美味しくなる時期。酒好きにとってビアガーデンは最高ですよね。

さて、今回は酸化ストレスと老化の話です。

お酒が好きな方には耳の痛い内容もあるかもしれませんが、健康で長生きしてお酒を楽しむためには、老化が進んでしまうようなことは可能な限り避けた方が賢明ですよね。

お酒を飲み過ぎると酸化ストレスが上がって老化が進んでしまう

お酒を飲むと、アルコール分が主に肝臓で代謝(分解)されます。このとき、活性酸素という酸化ストレス物質が生み出されます。

酸化ストレス物質はその名前のとおり酸化力の強い物質で、体のさまざまな細胞にダメージを与え、老化を進行させたり、病気の原因になったりします。

酸化ストレス物質自体は、人間が呼吸をしたり、ものを食べてエネルギーを生み出したりするとき必ず発生するものなので、普段から体の中に存在しています。

しかし、健康な人間であれば、酸化ストレス物質を除去する働きもちゃんと機能しているため、酸化ストレス物質が発生しても問題となることはありません。

ところが、お酒をたくさん飲み過ぎると酸化ストレス物質も大量に生み出されてしまいます。となると、体の酸化ストレス物質が処理しきれなくなり、体の細胞がダメージを受けてしまいます。

もちろん、一度や二度お酒を飲み過ぎたからと言って、急に老化が起こったり、病気になってしまうわけではありません。

問題は、お酒をたくさん飲む生活を長期的に続けていると、体の中に酸化ストレス物質が多い状態が続き、やがて老化や病気などの影響がジワジワと出てくることです。

お酒好きの方も、休肝日を設けるなどしてなるべく飲み過ぎの日が続かないようにした方がよいでしょう。

とは言え、なかなかお酒が好きな方がお酒を控えるのは難しいですよね。仕事やプライベートの付き合いもあると思います。

それならば、せめて酸化ストレス物質を増やしてしまう他の原因を減らすようにしましょう。具体的には、以下のようなものが酸化ストレス物質を増やしてしまうとされています。

これをやれば酸化ストレスが上がる?酒飲みはぜひ避けたいこと

1. 食べ過ぎ

食べ過ぎは胃に負担をかけるだけでなく、酸化ストレス物質を生み出す原因ともなります。また、食べ過ぎが続くと肥満になってしまいますが、肥満の人はふつうの人よりも酸化ストレスが高いと言われています。

飲み過ぎと食べ過ぎはセットですが、飲み過ぎの方はせめて食事量は少しでも減らせるようにした方がよいでしょう。

2. 日光に当たる

もともと女性の方は日焼け予防の意識が強かったと思いますが、最近ではシミ・ソバカス、さらには皮ふがんの予防から男性でも日焼け止めを使うなど気を付けているようになっています。

実は強い紫外線が皮ふに当たると多くの酸化ストレス物質が作られてしまいます。当然、シミやソバカスの原因になりますし、見た目の老化にもつながります。

また、男性の場合は特に頭皮に強い紫外線が当たると薄毛の原因になってしまうこともあります。

日差しの強い日は、できるだけ外にいる時間を減らす、帽子を被る、日焼け止めを使うなどの対策を行うようにしましょう。

3. タバコを吸う

最近では喫煙場所の制限や値上げなど、タバコに対する規制がどんどん強くなっていますね。タバコに含まれる有害成分と言えばニコチンが代表的ですが、実はそれ以外にも多くの酸化ストレス物質がタバコには含まれています。

お酒もたくさん飲む、さらにヘビースモーカーという方は酸化ストレスがとても高くなる傾向にあるので、健康という点では非常にリスクが高くなります。

4. 運動をしない

運動をすると活性酸素などの酸化ストレス物質が増えますが、同時に酸化ストレス物質を抑える働きもそれ以上に上がるので、トータルでは酸化ストレス物質が減ると言われています。

そのため、適度な運動をすることは酸化ストレスの軽減にとても有効です。全く運動をせず、暴飲暴食や喫煙などを日常的に行っている方は、定期的に運動をしている方よりも酸化ストレスが上がるリスクが高まります。

ただし、マラソンのような激しい運動は逆に酸化ストレスが上がると言われているので注意しましょう。

5. 炭水化物の摂り過ぎ

食べ過ぎと重なりますが、炭水化物の摂り過ぎによる体内の糖分量増加は酸化ストレスの増加につながります。ご飯やパン、麺類などの主食は美味しく、ついつい食べてしまいがちになりますが、自身の年齢や生活スタイル、体重に応じた適量にしましょう。

なお、最近では炭水化物抜きダイエットが流行っていますが、炭水化物を減らす場合は肉や魚、卵などのたんぱく質や野菜をしっかりと取りましょう。特にアミノ酸となるたんぱく質の摂取は大切です。

単に炭水化物を減らしただけで、肉や魚も食べないというのでは、逆に老化が進んでしまうリスクがあります。